コマ組後によくあるコマ組のTips紹介

本記事では、自動コマ組を実施した際、コマ組結果に対する調整方法を紹介します。

1. 生徒の予定が少ない場合の対処法

問題点: 特定の生徒の出席可能日が少なく、コマを割り当てられない。

解決策:

この方法では、コマが足りない生徒のみを選択してコマ組を行うことで、選択した生徒を優先的にコマに割り当てることができます。その後、全員を選択し直して再度コマ組を行うことで、残りのコマに他の生徒を割り当てることができます。 これは、システムが一度目のコマ組で、コマの少ない生徒の予定を優先的に考慮し、空いているコマを埋めるように動作するためです。

塾コマでの操作方法

  1. コマ組結果の確認: コマ組結果一覧を表示し、「コマ組結果の確認表」で、予定コマ数が少ない生徒を確認する。
  2. 生徒選択の初期化: コマ組入力画面で、「全員選択解除」ボタンをクリックし、全ての生徒の選択を解除する。
  3. 対象生徒のみ選択: コマが足りない生徒のみを選択し、「コマ組実施フォームに移動」ボタンをクリックする。
  4. コマ組の実施: 選択済みの生徒数を確認し、「コマ組実施」ボタンをクリックする。
  5. 生徒選択の再設定: 画面をリロードし、再度全ての生徒を選択状態に戻す。
  6. 追加コマ組の実施: 「コマ組実施フォームに移動」ボタンをクリックし、「コマ組実施」ボタンをクリックする。

2. 1対Nの比率を上げる方法

問題点: 1対1のコマが多く、1対Nの比率を上げたい。

解決策1:

 1対1コマの圧縮 この方法では、1対1のコマを強制的に圧縮し、1対Nのコマに変換することで、1対Nの比率を直接的に高めることができます。相性固定を無効化することで、講師と生徒の組み合わせの自由度が増し、より多くの1対1コマを圧縮できる可能性があります。

解決策1での塾コマでの操作方法

  1. コマ組結果一覧 から、対象のコマ組結果の「編集」ボタンをクリックする。
  2. 「1対1コマの圧縮」を選択し、実行する。
    • 必要であれば、事前に コマ組パラメータ フォームで「相性情報の利用有無」を無効化しておく

注意点:本機能は、コマ組実施フォームのコマ組対象期間で指定した期間のみ再割当が行われます。そのため、夏期講習等で前半と後半で分けてコマ組をする場合コマ組対象期間を後半に設定し、再割当を行うと前半のコマ組結果は変更されません。
本機能で講習期間以外の通常コマを動かしたくない場合、”コマ組実施フォーム”内のパラメータ調整の下部にある”通常期間のコマ組の設定”から、塾コマ形式のCSVを登録することで、通常コマを動かさずに1:1コマの再割り当てを行うことができます。塾コマ形式のCSVについては、通常期間のコマ組データをExcelでダウンロードし、「元データ」のシートをCSV形式で保存することで得ることができます。

解決策2:

1対1コマの削除と追加コマ組 この方法は、まず1対1のコマを全て削除することで、残りのコマが自動的に1対Nになることを利用しています。その後、追加コマ組を行うことで、削除したコマを1対Nの状態を維持したまま再割り当てするため、1対Nの比率を大幅に向上させることができます。ただし、生徒の希望コマが埋まらない可能性があるため、注意が必要です。

解決策2での塾コマでの操作方法

  1. コマ組結果一覧 から、対象のコマ組結果の「編集」ボタンをクリックし、「コピー」を選択する。
  2. コピーしたコマ組結果を表示し、コマ組結果の確認表 で1対1コマの割合を確認する。
  3. 1対1コマの「削除」ボタンをクリックし、1対1コマを全て削除する。
  4. コマ組実施フォーム で、「追加コマ組」ボタンをクリックし、再度コマ組を行う。
  5. 注意: 生徒の希望コマが埋まらない可能性があるため、事前にコピーを作成しておく。

注意点:本機能は、コマ組実施フォームのコマ組対象期間で指定した期間のみ1:1コマの削除が行われます。そのため、夏期講習等で前半と後半で分けてコマ組をする場合コマ組対象期間を後半に設定し、1:1コマの削除を行うと前半のコマ組結果は変更されません。

3. 特定の講師のコマが少ない場合の対処法

問題点: 特定の講師に割り当てられるコマ数が少ない。

解決策1:

 講師の時給調整 講師の時給を下げることで、システムがその講師を相対的に安価と判断し、他の講師よりも優先的に割り当てるようになります。これにより、特定の講師のコマ数を増やすことができます。

解決策1での塾コマでの操作方法

  1. 入力済み講師情報 画面で、対象講師の「設定値」を編集する。
  2. 「値引き金額」を入力し、コマ組の処理の際に用いられる時給を下げる。
  3. コマ組を実施

解決策2:

相性固定 特定の講師と生徒を相性固定にすることで、その講師には固定された生徒のみが割り当てられるようになります。これにより、他の講師がその生徒を担当することができなくなるため、確実に特定の講師のコマ数を増やすことができます。ただし、相性固定を解除した後の追加コマ組で、生徒の希望が全て満たされるとは限らない点に注意が必要です。

解決策2での塾コマでの操作方法

  1. 情報 で、対象の講師と生徒を選択し、「生徒相性入力フォームで固定」ボタンをクリックする。
  2. 複数の生徒と講師を固定する場合は、繰り返す。
  3. コマ組実施フォーム で、「コ マ組実施」ボタンをクリックする。
  4. コマ組パラメータ フォームで、「相性情報の利用有無」を無効化する。
  5. コマ組実施フォーム で、「追加コマ組」ボタンをクリックし、再度コマ組を行う。

これらのチップスを活用することで、塾コマのコマ組みにおける様々な問題を解決し、効率的な運用を実現できるでしょう。